市場創出力

ビジネスモデルのリニューアルで生徒数が5倍に 完全オンライン英会話トレーニング「LAT」

H&K株式会社

代表

宇佐神 悟

写真/片桐圭(リンガフランカ) 文/竹田あきら(ユータック) | 2021.04.12

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

日本IBMに20年間勤め、営業部長をするなかで、サラリーマンで一生を終わるのではなく、もっと社会に貢献できる影響力を与えることをやってみたいという思いで、起業する道を選びました。スパルタ式オンライン英会話の事業を思いついたのは、自分がトレーニングによって英語を話せるようになった経験があるから。世の中のニーズにマッチしていると考え、ビジネスモデルを構築しました。

Q2 貴社の強み、特徴を教えて下さい。

IBM時代に培ったITの知識と人脈を活用することにより、これまでにない全く新しいオンライン英会話ビジネスモデルを創出できました。反射復唱法のための専用のWebシステムは、頭の中で作文させる時間を与えずに、反射神経で話すように設計しています。これまでにないシステムで、特許も取得しました。

Q3今後の展望、目標を教えて下さい。

「LAT」は英語に限らず、どんな言語でも対応可能。幼児が自然に言葉を覚えるように、文法を知らなくても会話はできます。英語だけではなく、多言語に対応していくことを考えています。中国向けの英会話と日本人向け中国語は、すでに動き始めており、ベトナム人向けの日本語トレーニングもすでに多くの来日ベトナム人の方にご活用いただいています。今後さらなる多言語化にも取り組んでいきたいと思っています。

Q4ご自身の夢を教えて下さい。

日本の英会話業界を変革したいです。実質的には「英作文」を教えているだけの英会話スクールをなくし、「会話力」を身につける「LAT」のビジネスモデルをスタンダードにしていきたいです。その意味で言えば、10年後に弊社の競合ばかりになっていることが目標かもしれません。

Q5最近の趣味やこだわりを教えて下さい。

趣味はゴルフです。昨年は念願の100切りを達成したので、今年は90切りを実現させたいです。ちなみに、ゴルフの練習からヒントを得て「LAT」のビジネスモデルをつくりました。ゴルフも教本をいくら読んでも上達しません。クラブを振ってボールを打ちながら体で覚えるもの。英会話も同じです。

H&K株式会社 代表 宇佐神 悟(うさみさとる)

上智大学卒業後、日本IBM株式会社に入社。営業部長まで昇進するも、独立したい思いを叶えるために、2015年に20年のサラリーマン生活を卒業し、「H&K合同会社」を設立。日本IBMでの経験を活かしてコンサルティング事業を手掛けていたが、「勉強」ではなく「トレーニング」によって外国語を話せるようになるプログラムを全国に広め、日本の英会話習得のスタンダードにしたいという思いで「LAT」の事業を開始。

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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