サービス力

“個人対個人”でサポートする 「遺品・生前整理」と「家財整理」

R・フジヨシ

代表

藤吉政行

写真/二石光正(nico) 文/岩﨑洋明 | 2019.06.10

福岡県・柳川市を拠点に、亡くなった方や遺族に代わって「遺品・生前整理」や「家財整理」を行うR・フジヨシ。利用者がサービスを活用するメリットや業務のなかで大切にしている想い、そして今後の展望について、代表の藤吉政行氏に話を聞いた。

R・フジヨシ 代表 藤吉政行(ふじよしまさゆき)

福岡県出身。会社員として各地を転勤する日々だったが、高齢になってきた父親への心配と、定年後の自身の人生を考えて2016年に退職。2017年に、「遺品・生前整理」や「家財整理」を代行する「R・フジヨシ」を開業した。ほか、「お焚き上げ」や「特殊清掃」、「医療・介護に関する相談」など、死後に関する様々な問題に対応している。

大切な“思い出”の整理を代行

転勤族だったサラリーマン生活にピリオドを打ち、2017年にR・フジヨシを立ち上げた藤吉政行氏。身辺整理や医療・介護など、多くの人が抱えるであろう“死の不安”に寄り添い、高齢化社会や核家族化で浮き彫りになった“死後の問題”に切り込んでいる。

「会社を退職したタイミングで、友人との会話のなかで遺品整理のことを知りました。近年、‟終活“という言葉が取りざたされていますが、高齢により自分の力では身の回りの物を整理できないという方や、土地や遺産の相続をどう進めていいのかわからないという方が少なくありません。

また、ご本人が亡くなった後、ご遺族が離れて住んでいる場合は遺品整理がなかなか進まないといった問題も発生してきます。そのような状況で、ご高齢者やご遺族が、不安のない日々を送るお手伝いができないかと思い、R・フジヨシを立ち上げました」

中核となる事業は、「遺品・生前整理」と「家財整理」の代行。家財道具など大切な品々を、真心を込めて取り扱う。

「遺品整理は、仕事など様々な理由で十分な時間を確保できないご遺族に代わって、亡くなった方の家財道具や身の回りにあった持ち物を整理、もしくは処分させていただきます。ご遺族としては、大切な方の思い出が詰まった物ばかりなので、すべて保管しておきたいというのが本音でしょう。

しかし場所に限界があるため、作業前には必ず最低限必要な物をヒアリングし、作業後に改めて保管する物と処分する物を判断していただくようにしています。一方、生前整理はその名の通り、ご本人がご存命のうちに行うサービス。

入院や介護施設に入居するタイミングで依頼される方が多いですね。やはり皆さん、亡くなった後はご家族に迷惑をかけたくないという気持ちが強いようです」

「運送や産業廃棄、ハウスクリーニングなど、様々な分野の会社がこの業界に参入している」と話す藤吉氏。そのなかでR・フジヨシの強みは、“お客様との信頼関係”であると力を込める。

ほかにも、お札やお守り、仏壇などの「お焚き上げ」、亡くなった方の自宅の「特殊清掃」も代行。さらに「医療・介護に関する相談」では、“最期は自宅で暮らしたい”という思いをサポートしている。

「神棚や人形など取り扱いに迷う物は、神社や檀家さんと連携して大切に供養させていただきます。また、亡くなった方が住まれていた部屋の消臭など、特殊な清掃も承っています。さらに、“介護をどこに依頼していいのかわからない”といった相談を受けることもあり、その場合は信頼できる地域包括・ケアマネージャーをご紹介。今後は、確実に増えていく空き家問題の相談にも対応して、ご遺族の不安を取り除いていきたいと思います。

不安を取り除くといえば、遺品の取り扱い方や緊急時のご家族・ご親族・ご友人の連絡先、葬儀で行なってほしいことなどを記入する『エンディングノート』を無料でお配りしています。亡くなった時のことをご家族と共有しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができ安心していただけます」

法人化を視野にいれつつも、あくまでも大切なのは“地域との信頼関係”だと断言する藤吉氏。地域の方々が安心して老後を迎えられるように、そしてご遺族の負担を少しでも軽減できるように、誠心誠意、日々の業務に取り組みたいと語る。

「R・フジヨシは少人数体制なので、作業スタッフが毎回変わるということはありません。顔を覚えていただきやすいので、安心してお任せいただけると思います。

5年後には法人化したいと考えていますが、“個人対個人”を大切にすることに変わりはありません。私たちの評判が自然に広がり、今以上に地域に貢献できたらと願うばかりです」

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vol.40

「人とは真っ当に付き合え!」なぜ、幻冬舎・見城徹は圧勝し続けられるのか

株式会社 幻冬舎

代表取締役社長

見城徹

五木寛之の『大河の一滴』、石原慎太郎の『天才』。そして直近の浜崎あゆみをモデルにした『M 愛すべき人がいて』に至るまで――。数々のミリオンセラーやベストセラーを世に送り出し続けてきた幻冬舎の見城徹社長。 独特の“熱い言葉”が世の中に響き過ぎることもあるが、「圧倒的な結果」を残してきた背景には、見城社長が血のにじむような努力によって作家やアーティストとの関係を丁寧に築きあげ、彼らから絶大な信頼を得ていることが大きい。 人とのつながりをどう作り、強固なものにするのか? あらゆるプロたちに響く、人と仕事に熱狂するためのスピリットを伺った。
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