技術力

胡蝶蘭の品ぞろえを強みに販売実績日本一を目指す!

磯部百花園徳川店

代表

磯部徳之

写真/スギヤマオサム(ステイプル) 文/木根和美 | 2016.07.29

スタッフは3名という少数精鋭ながら、胡蝶蘭にこだわるスタイルで、街の花屋の枠を超えた事業展開を目指す磯部百花園徳川店。代表である磯部氏の熱い思いに迫る。

磯部百花園徳川店 代表 磯部徳之(いそべ とくゆき)

1979年愛知県生まれ。高校卒業後、5年間修業を経て、2002年に「磯部百花園徳川店」の代表に。「どんな要望にも柔軟に対応できる花屋」をモットーに、切り花、鉢花、寄せ植え、プリザーブドフラワーなど多彩な花々を店頭に用意。中でも、胡蝶蘭は同業者からも注目を集めるほど充実の品ぞろえを誇る。

「学生時代は男が花屋なんて……と思っていました」

そんな磯部氏の考えが一転したのは、花束をもらって喜ぶ友人の姿を間近で見たのがきっかけだった。

「実家が営む花屋は、仏花やサカキが中心だったので、そういった場面に遭遇する機会がほとんどなかったんです。“花で人を笑顔にできるんだ”と実感したことで、花業界へ進みたいという気持ちが芽生えました」

品質はもちろん、花持ちの良さにもこだわって仕入れている。自慢の胡蝶蘭は花弁の小さいもので7000円~、大輪は1万円~。

高校卒業と同時に、商業施設やオフィスビルが立ち並ぶ名古屋駅前の花屋で修業をスタート。歓送迎用の花束からアニバーサリーギフト、ホテルの装飾花、ブライダルフラワーまで、様々なアレンジメントを経験し、技術と感性を磨いていった。そして23歳の時に、実家の花屋の支店として「磯部百花園徳川店」を出店。

「“人に喜ばれる花屋にしたい”という思いで店を立ち上げた両親の意向を汲み取りつつ、今後の方向性を考えた時、開店祝いなどに用いられる胡蝶蘭を中心に、ギフト用の花を充実させる方がいいと感じ、少しずつ変えていきました」 

一般的には、花は花市場から仕入れるものだが、磯部氏は契約農家から直接仕入れるルートを確立し、高品質の花をできる限り価格を抑えて提供する努力も重ねてきた。

「契約農家さんへは積極的に足を運んで、試作でつくっている品種を見せてもらったり、お客様にどんなものが喜ばれるかを話したり。あれこれリクエストはせず、とにかく品質のいい花を出してくれれば、他は何も言いませんというスタンスで信頼関係を築きました。気づけば10年以上のお付き合いです」

近頃は店舗を持たない花屋も増える中、敷地30坪2階建てという花屋としては大きなハコを構える『磯部百花園徳川店』では、どんな要望にも応えられるようにと、鉢物だけでも20~30鉢、切り花は約50種類をラインナップしている。

「店構えは決してお洒落ではないけれど、たくさんの旬の花を実際に見て、選んでいただけるのが当店の持ち味です。花はデザインにもトレンドがあるので、自分の固定観念を壊して柔軟な発想ができるように、今でも世界的に有名なフラワーアーティストのもと、アレンジメントのレッスンを受け続けています」

と、スキルアップにも余念がない。

2012年からは、胡蝶蘭の白い花びらを特殊な染色技術で鮮やかに染め上げる『エレガンスシリーズ』の取り扱いを開始。全国的にも珍しいこの花を目当てに、同業者がこっそり視察にくることもあるほど、胡蝶蘭の品ぞろえは群を抜いている。現在の目標は、日本で一番多く胡蝶蘭を販売することだ。

「そのために、店頭へ足を運んで下さるお客様はもちろん、インターネットを通じて全国へもアピールしています。今後は法人営業にも力を注いでいきたいです」

花屋の経営者となって14年。磯部氏の挑戦は終わらない。

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vol.40

「人とは真っ当に付き合え!」なぜ、幻冬舎・見城徹は圧勝し続けられるのか

株式会社 幻冬舎

代表取締役社長

見城徹

五木寛之の『大河の一滴』、石原慎太郎の『天才』。そして直近の浜崎あゆみをモデルにした『M 愛すべき人がいて』に至るまで――。数々のミリオンセラーやベストセラーを世に送り出し続けてきた幻冬舎の見城徹社長。 独特の“熱い言葉”が世の中に響き過ぎることもあるが、「圧倒的な結果」を残してきた背景には、見城社長が血のにじむような努力によって作家やアーティストとの関係を丁寧に築きあげ、彼らから絶大な信頼を得ていることが大きい。 人とのつながりをどう作り、強固なものにするのか? あらゆるプロたちに響く、人と仕事に熱狂するためのスピリットを伺った。
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